巨大羊羹予定




最終話



あれ・・・プルンプルンしてないぞ・・・?



ゴミ箱から滑り出てきた物体は、岩のようにドスンとお盆の上に落ち、 その姿はまるで屈強な頑固親父があぐらをかいてるが如くであった。



おそるおそる噛り付いてみる。
















・・・硬い。



寒天の分量を間違えたのか、それとも崩れる事を恐れて無意識に 寒天の量を多めにしてしまったのかは定かではないが、 とにかく硬い。


しかし硬いと言っても、上で例えた岩のようでも頑固親父のような硬さではない。
十分に食べる事の出来る硬さだ。



「ちょっと硬いけど美味しいはずだ」

そう思いながら口の中に入れた羊羹を噛み砕き、その味を舌で味わう。














・・・甘くない。



「そう言えば砂糖の分量適当だったなあ」と思い出しながら ゴムのように硬く、美味しんぼに出てきた小麦粉ガムのように甘くないその 羊羹を噛みしめる。



失敗のしようが無いと思っていた今回のHUGEだったが、見事に失敗だ。

それでも若さにまかせて一気食いをしたり、 休み休みゆっくり食べたりした末、
ようやく完食・・・・・・・・ には至らなかった。




またしてもタッパーが活躍する事になり、第三回HUGEは幕を閉じた。




Back
HUGE